レーザー・TIG溶接

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レーザー溶接

バリ切り修理

写真:アルミ、銅合金への肉盛り溶接アルミ、銅合金への肉盛り溶接

レーザーは、エネルギー(光)を微小な空間に集中させ、そのエネルギーで物質に接触させず加工する方法で、従来の機械的、熱的加工方法から脱却した新しい溶接方法です。

高エネルギー密度で急速加熱と急速冷却の溶融凝固形態をとるため、高融点材料や熱伝導率、融点の違う異種金属材の肉盛り溶接が容易に行えます。

レーザー溶接の特徴

  • TIG(アルゴン)溶接に比べて熱による影響(変形、歪み、酸化)が発生しにくい。
  • 超精密加工が可能なため、後加工を大幅に短縮できる。
  • 必要な箇所にだけピンポイントで加工できる。
  • 高融点材料や異種金属の溶接が可能。

写真:細部への肉盛り溶接例(左上)ベアリングに溶接、(右上)カッターナイフの刃に溶接、
(左下)安全ピンの先に溶接、(右下)コアーピン先端への肉盛り溶接

TIG溶接とレーザー溶接のコラボレーション

TIG溶接では、金型の溶接ヒケが発生することが問題としてありますが、レーザー溶接では納期がかかる場合において、両者の長所を活かした溶接が可能です。

写真:イショウ面をレーザーで補修イショウ面をレーザーで補修

写真:TIG溶接で金型補修後、溶接の境をレーザー補修TIG溶接で金型補修後、
溶接の境をレーザー補修

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